健康経営レポート 年間活用カレンダー
健康経営レポートを「年間で活用する」ために
これまで本シリーズでは、「健康経営レポート」の見方や活用ポイントについて、4回にわたってご紹介してきました。
最終回となる第5回では、これまでの内容を踏まえ、健康経営レポートを年間通してどのように活用していくのかを、モデルケースとしてご紹介します。
健康経営は、特別な取組みを一度行えば完了するものではありません。健康診断の受診から結果の確認、その後のフォローまでを一連の流れとして捉え、年間のサイクルとして回していくことが重要です。
健康経営レポートも、こうした流れの中で活用することで、その効果を発揮します。以降では、年間のスケジュール例に沿って、各時期のポイントと活用できるサービスをご紹介します。
① 健康診断の受診(4月〜5月)
まずは「受診しやすい環境づくり」から
年度初めは、従業員に健康診断の受診案内を行う重要なタイミングです。受診時期や方法を早めに周知することで、受診の後回しや受け忘れを防ぎ、受診率の向上につながります。
また、この段階で健康管理に関わるサービスやアプリの利用登録をあわせて案内しておくことで、その後の健診結果登録や健康経営レポートの確認がスムーズになります。
健康状態の把握につながる健診予約から始めましょう。
健康管理の基盤づくりとして、アプリ登録もあわせて案内を。
② 健康診断結果の登録(6月〜7月)
健康経営レポート作成に向けた“土台づくり”の時期
健康診断の受診が完了したら、健診結果を登録します。このデータは、後に作成される健康経営レポートの基礎となる重要な情報です。
登録作業をできるだけ簡単に行える仕組みを活用することで、紙での管理や入力の手間を減らし、登録漏れや後回しを防ぐことができます。
健康経営レポート作成に向け、健診結果を確実に登録しましょう。
③ 健康経営レポートの確認(8月)
会社全体の健康状態を“見える化”する
②で登録された健康診断結果をもとに、健康経営レポートが作成されます。このタイミングでは、従業員ごとの数値だけでなく、会社全体の健康状態や傾向を把握することが重要です。
あわせて、「要治療確認群」「要サポート群」に該当する従業員がいないかを確認し、必要に応じて早めに対応を検討することで、その後のフォローを無理なく進めることができます。
会社全体の健康状態を把握するため、レポートを確認しましょう。
④ 従業員の対応状況をウォッチ・フォロー(9月〜完了まで)
“見守りと声かけ”で改善を後押し
「要治療確認群」「要サポート群」に該当する従業員がいる場合は、病院受診や生活改善に向けた行動が進んでいるかを、継続的に確認します。
フォローといっても、常に個別対応を行う必要はありません。
進捗を把握し、必要に応じて声かけや再案内を行うといった、無理のない伴走型のフォローを意識することが、継続的な改善につながります。
フォロー対象者の整理と対応状況の確認に活用しましょう。
⑤ レポートの再確認・振り返り(11月・2月)
次の年度につなげるための総点検
11月や2月に作成される健康経営レポートを確認し、これまでの対応状況や改善の進捗を振り返ります。
フォローが十分に行えているか、次年度に向けてどのような課題が残っているかを整理することで、健康経営を一過性の取り組みで終わらせず、次の年度へとつなげる準備ができます。
健康経営は、”続けること”ではじめて企業の力となるのです。
⑥ 補足(応用的な活用として)取組みを社外にも発信する
次の一歩:取組みを“社外へ伝える”選択肢
11月・2月のレポート確認で見えてきた改善点や成果は、次年度の計画に活かすだけでなく、取組みの“見える化”にもつながります。
健康経営の取組みを社外にも発信したい企業様は、PRの場として「DAIDO KENCO AWARD」へぜひエントリーしてみましょう。
日頃の取組みを振り返り、強みを整理するきっかけにもなり、社内のモチベーション向上にもつながります。
健康経営の取組みを社外にPRする機会として活用できます。


まずは、自社の年間スケジュールに当てはめながら、できるところから取り組んでみてください。





