健康経営優良法人認定(中小企業部門)申請に向けたお役立ち情報


1.健康経営優良法人(中小規模法人部門)の申請状況
健康経営優良法人2024(中小規模法人部門)の申請数は、前回から2,915件増加の17,316件で、認定数は、前回から2,721件増加の16,733件でした。

出所:健康・医療新産業協議会第11回健康投資WG資料
2.健康経営の認知度の変化と社会への浸透
健康経営の認知度について、「意味や内容を知っている」割合は6年前と比べ、26%向上し、また、「聞いたことがない、知らない」割合は48%から23%まで低下しており、健康経営の認知度は年々向上しています。
また、健康経営の効果について、取組年数が不明ながらも従業員の満足度、コミュニケーションの改善に「大いに効果があった」・「効果があった」の合計が3割を超えています。
健康経営の認知度

健康経営の効果

出所:「大同生命サーベイ」2023年8月度レポート(2023年9月26日ニュースリリース)
さらに、就活生及び転職者に対するアンケートによると、企業が健康経営に取り組んでいることが就職先の決め手になると約6割が回答しています。求職者が働く職場に望むもののトップは「心身の健康を保ちながら働ける」ことであり、多様な価値観を持つ働く世代において健康経営が重要な要素となっています。


出所:健康・医療新産業協議会第10回健康投資WG資料
3.健康経営優良法人(中小規模部門向け)フィードバックシートのご紹介
今年度より、ブライト500に申請した法人(3,429法人)に対して、フィードバックシートが送付されることになりました。さまざまな指標のランキングにおいて、自社の立ち位置がわかる内容となっています。内容の一部を以下でご紹介します。
評価項目は、ブライト500申請法人全体の平均に基づく偏差値である総合評価のほか、業種別・都道府県別順位をはじめ、情報発信・PDCAに関する取組み状況・経営者や役員の関与の度合いがスコア化され、申請法人のトップ企業および認定法人の平均との比較が可能な内容となっています。

出所:健康・医療新産業協議会第11回健康投資WG資料
健康経営優良法人2024の申請数は、前年同様増加するとともに、健康経営の認知度や社会への浸透度もますます向上しています。
特に中小企業部門においては、健康経営の推進を進めるうえで大きなヒントとなるフィードバックシートが新たに導入されたことは、自社の健康経営の歩みを進めるうえで大きな追い風になります。健康経営優良法人の継続認定を受けられた場合は、ぜひブライト500の申請を視野に入れて健康づくりの取組みを進化させていきましょう。