健康経営情報
KSP実践事例

株式会社 ルボウ様

愛知県名古屋市
代表取締役社長 沖本浩一郎氏

「靴磨きをはじめとするあらゆるレザーケアに関する至高の伝道者となります」を企業理念に掲げ、高品質なレザー製品を良い状態で長く使うためのケアの方法やノウハウを靴磨き職人などのプロフェッショナルに伝授し、販売につなげている株式会社ルボウ様のKSP実践事例をご紹介します。

社員全員の健康状態が簡単に把握できるようになりさらなる活用に意欲

コロナ禍で、売上をさらに伸ばしていくためには「社員全員が健康で、会社が健康でなければならない」。この信念に基づき、以前から社員の健康管理には気を配り、健康診断の全員受診や非喫煙手当などの施策を実施してきました。しかし、毎年必ず健康診断を実施していても、社員全員の診断結果を細かくチェックすることは難しく、「社員全体の健康状態をきちんと把握できていないこと」が課題でした。

社員全体の健康状態が容易に把握できる

管理画面をチェックする沖本社長

この課題への解決方法を模索していた中、大同生命の「KENCO SUPPORT PROGRAM」(以下KSP)を勧められ、2020年7月に導入しました。当初は、導入を勧められたが、保険に付帯して無料で提供されているサービスなので、正直なところあまり期待していなかったのが本音です。しかし、健康管理を担当する社員から、「社員全員の健康状態が一覧できますよ」という報告を受けたことをきっかけに、積極的にKSPの管理画面をチェックするようになりました。

KSPは、社員の健康状態の概要が一目で見られるので、とてもわかりやすい。管理画面で健康診断の数値が悪い社員がいて、それは誰かがわかる。そうすると、その社員に会ったとき、個別に声をかけることができ、自分たちの健康状態を社長も心配してくれているんだと社員も意識するようになってきています。

KSP導入以前、社員一人ひとりの健康状態を細かくチェックしなかった要因の一つが、プリントアウトされた資料を都度都度見なければいけませんでしたが、KSPでPC画面上で一目でわかるようになり、私自身、一層社員の健康改善に取り組む重要性に目覚めたと思います。社員も、自分の健康診断結果をPCかスマホで簡単にいつでもチェックできるほか、「健康みらい予報」の機能によって将来の健康リスクも見られるようになったため、自分の健康管理を意識する人が増えています。

今後はメンタル面の健康管理にも活用したい

ルボウには30代~40代の社員が多くいます。50代以上の社員とは考え方や価値観が全く違うので、コミュニケーションの取り方に苦労することが多いです。

この世代のメンタル面での健康を維持し、休職者や離職者を無くすためには、まずこの世代の社員がどのようなストレスを抱え、どう解消していけば良いのかを分析する必要があると思います。ストレスチェックを定期的に行うことで心の健康状態を把握し、もし問題を抱える人がいればその上司とも情報を共有し、当人と話し合って問題を解決していきたいですね。

KSPは、健康行動でポイントが取得でき、優待価格での健康関連商品やサービスを購入できるインセンティブもあるので、今後は現在整備している非喫煙手当などとKSPを連動して活用していく方針です。そして、社員の健康に対する意識を高め、健康経営を一層充実させていきたいと思います。