睡眠不足を放置していませんか?


現代人は慢性的に睡眠不足になりやすいといわれています。昨今在宅勤務も増える中、通勤が不要になった分、夜遅くまで起きている人はいないでしょうか?
1.睡眠不足は万病のもと
睡眠不足が積み重なると「睡眠負債」と呼ばれ、不眠の人だけでなく、健康な人も未病(病気に向かっている段階)に陥り、がんや認知症などの多くの病気のリスクを高めたり、経済的損失をもたらすといわれています。
2.あなたの睡眠、足りていますか?
理想的な睡眠時間は、年齢や性別など人により異なります。年齢を重ねるにしたがって睡眠時間が減少したり、女性はホルモンの変化も睡眠に影響します。また、睡眠時間だけでなく睡眠の質も重要です。
良い睡眠がとれているかを知るポイントは2つあります。
「1. 休日にいつもと同じ時間に起きられるか」「2.昼間に強い眠気を感じるか」です。
3.休日の寝だめはNG

睡眠不足は休日の寝だめでは解消されません。体内時計のサイクルは個人差はあるものの、もともと24時間よりも少し長いのです。休日に朝寝坊して睡眠不足を補おうとすると、体内時計のリズムが乱れ、朝の低血圧や寝ようとしても眠くならないなど心身の不調を招きます。この体内時計のリズムを整えることは、快適な睡眠につながり、健康にもプラスに働きます。睡眠不足を自覚されている人は、先ずは朝に体内時計をリセットし、一日の始まりを体に認識させるところからはじめてみませんか?
4.早めのセルフケアで解消
毎朝のルーティンとしておすすめするのは、朝日を浴びて朝食をしっかりとることです。体内時計は目から入った光によってリセットされます。曇りや雨の日でも起床時間にカーテンを開けましょう。
そして、朝食は抜かないこと。規則正しく朝食をとっていると、朝食の1時間ほど前から胃腸や肝臓などの消化器の臓器が活動して目覚めをよくします。朝は食欲がないという人は、夕食の時間や内容を見直してみましょう。
また、寝酒は睡眠を浅くしたり、利尿作用で夜中にトイレへ行きたくなることもあるので避けましょう。
快適な睡眠をとり、すっきり気持ちのよい朝をむかえましょう。