健康診断を受けよう~健診結果を活かす方法~


1.なぜ毎年健診を受けるのか?
毎年きちんと決まった時期に健康診断を受ける方がいらっしゃる一方で、つい後回しになってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
健康診断の実施は、会社に義務付けられた安全配慮義務の1つで、皆さんに健康診断を受けていただくことで、会社は皆さんが安全に働くことが出来る状態なのかを確認しています。
一方、働く皆さんには、業務をすすめる上で健康を保つよう努める自己保健義務があります。そして健康診断を受けることで、自分自身の健康状態を客観的に知り、病気の予防や、疾患の早期発見・早期治療につなげることができます。
健康診断を毎年受けることは、会社にとっても働く皆さんにとっても必要であるということがご理解いただけたのではないでしょうか。

2.健康診断を活かすためには
健康診断を受けた後に、結果が「よかった」「悪かった」と確認するだけにとどまっていないでしょうか。
ご自身の生活習慣と照らし合わせて振り返る、再検査の指示があれば受診するなど、結果を活かすための行動をとることが大切です。

3.健康診断結果に「再検査」「生活習慣の見直し」の所見があったとき、皆さんはどうしていますか?
「再検査」が必要という結果だった場合、皆さんはすぐに行動に移せていますか。
- 具合が悪いわけではないから大丈夫
- 昨年も同じくらいの数値だったから大丈夫
- 時間ができたら、受診しよう
などとご自身の判断で先延ばしにすることなく、はやめに受診をしましょう。
また、受診は勧められていないが、「生活習慣を見直しましょう」という結果だった方もいらっしゃるのではないでしょうか。これは、「まだ大丈夫」ではなく、「今行動することが、生活習慣病との別れ道」という意味合いととらえてください。生活習慣(食習慣・運動など)の見直し・改善や、適正体重の確認を行い、次の観点から、改善ポイントを見つけましょう。
- どんな生活習慣に気をつけることが自分にとって効果的か
- どんなことなら取り組みをはじめられそうか
「健康相談」(予約制)では、産業保健師と一緒に、ご自身の生活を見直すことができます。 ぜひご活用ください。
「健康相談」は、以下のページよりお申し込みください。
https://hsd.mediva.co.jp/ksp-online/health/

今回は、健康診断の重要性についてお届けしました。
「健康」には様々な定義がありますが、健康であることは、皆さんがご自身の生活や理想を実現するために、とても大切なことです。
ご自身はもちろん、周囲の人とも声を掛け合いながら、1年に1度は健康診断を受診するようにしましょう。
